2024/10/08(火)
【やめたい!でもついつい・・】
カテゴリー:セルフケア, 健康, 姿勢, 腰痛, 院長ブログ
【やめたい!でもついつい・・】
今回はついやりがちな動作と、正しい動きについてお話します。
腰痛は、多くの人が経験する問題であり、その原因の多くは、日常生活の中で無意識に行っている姿勢や動作にあります。腰を痛める姿勢や動作について理解することは、腰痛を予防し健康的な姿勢を保つために非常に重要です。
1. 悪い姿勢
猫背 長時間背中を丸めて座ることは腰に大きな負担をかけます。パソコンやスマートフォンを使う際に、自然と前かがみになりがちです。この姿勢を続けると、背中の筋肉や腰椎に負担がかかり腰痛の原因となります。また、胸を張らずに背中を丸めて座ることで、腰のS字カーブが崩れ腰椎への圧力が増加します。 反り腰 反対に、腰を過度に反らせる姿勢も腰痛の原因です。特にヒールを履く女性や運動選手に多く見られます。腰を反りすぎることで腰椎に過度な圧力がかかり、筋肉や関節に負担がかかります。
2. 不適切な動作
重い物を持ち上げる際の不良姿勢 重い物を持ち上げる際に背中を曲げたまま腰だけを使って持ち上げると、腰椎に大きな負荷がかかります。この動作は腰椎に直接的な圧力をかけ、椎間板ヘルニアの原因になることがあります。正しい方法は、膝を曲げて腰を落とし、足の力を使って持ち上げることです。背筋をまっすぐに保つことで、腰への負担を軽減できます。 捻り動作 日常生活の中で腰をひねる動作も腰痛の原因となり得ます。例えば、座った状態で物を取ろうとして腰だけを捻る、あるいは急に体を捻じるような動作は、腰椎や周辺の筋肉に過度なストレスを与えます。このような動作を繰り返すことで、腰に痛みが生じることがあります。特に、準備運動をせずにスポーツを行う場合、突然の捻じり動作が腰を痛めるリスクを高めます。
3. 長時間の同じ姿勢
座りっぱなしの状態 同じ姿勢を長時間続けることも腰痛の原因です。特に背もたれのない椅子や柔らかすぎるソファに長時間座ると、腰のサポートが不十分で腰に負担がかかります。また、座っている時間が長いと、血流が悪くなり、筋肉が硬直しやすくなるため、腰の痛みが生じやすくなります。 立ちっぱなしの状態 長時間立ち続けることも腰に負担をかけます。特に、姿勢が悪い状態で立ち続けると、腰の筋肉が疲労し痛みを引き起こします。また、片足に体重をかける姿勢を続けると、骨盤の歪みや腰痛の原因となることがあります。
4. 寝姿勢
うつ伏せ寝 うつ伏せで寝ることは腰に非常に負担をかけます。この姿勢では自然な背骨のカーブが保てず、腰椎に不自然な圧力がかかります。長時間この姿勢を続けると、腰の痛みが強くなることがあります。仰向けで寝る際も、マットレスが硬すぎると腰が反り痛みを引き起こす可能性があります。
5. 腰を痛めないための対策
正しい姿勢を保つ:座っているときは背筋を伸ばし、腰椎をサポートするクッションなどを使用することが有効です。立っているときは、両足に均等に体重をかけ、リラックスした状態を保つことが大切です。
適切な持ち上げ方:重い物を持ち上げるときは、膝を曲げ、腰ではなく足の力を使って持ち上げるように心がけましょう。
適度な運動:腹筋や背筋を鍛えることで腰への負担を軽減でき、更にストレッチを行うことで筋肉の柔軟性を保ち、腰痛を予防できます。
当院では正しい日常生活動作から指導をさせていただいております! 腰痛でお困りの方はぜひお問い合わせください!