腰痛でお困りなら大和市の整体院カイル

スポーツを頑張るお子さんが腰痛を訴えたら【腰椎分離症、分離すべり症】

大和市で唯一の【腰痛専門】整体院カイル大和

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今回は腰椎分離症分離すべり症についてお話します。

成長期の子どもでスポーツを頑張っている場合、腰痛を訴えることがあります。
特にスポーツをした後に腰が痛くなることがあります。

この場合、腰椎分離症を念頭に置く必要があります。

腰椎分離症の特徴としては、前屈の動作は比較的スムーズにできて、反る動作において腰の下部中央に痛みがでます。

〜腰椎分離症〜

この疾患は腰椎の椎弓と呼ばれる部分に骨折(分離)が起こることです。

多くはスポーツ活動、特に発育期の過度な活動により、腰椎椎間関節突起間部(椎弓)の疲労骨折によるもの。

骨折はレントゲンにて確認することができます。
斜位像のテリアネックサインが有名です。

好発部位は第5腰椎です。

症状としては
・初期に運動後の違和感、重だるさ
・進行すると運動中の腰痛
・片側に出現する腰痛
・反る動作において腰の下部中央に痛み
などがあげられます。

腰椎分離症によって、しびれなどの腰部神経症状が現れることは比較的少ないです(30%以下)。
後述するすべりが加わると神経症状が出現する危険性が増加します。

もし神経症状が出現している場合はMRI検査が必須になります。

骨折(分離)がしっかりと起きている場合は、レントゲンで確認することができますが、
早期の場合はレントゲンにて確認できないことがあります。

腰椎分離症は早期の発見が予後に大きく影響するので、
MRIやCTにて早期に発見することができます。

 

〜原因〜

2つの原因があります。

①遺伝

家族間での発生もみられますし、人種による発生頻度の差もあります。
日本人と白人は約6%、黒人では2%、ある地域のイヌイットは60%もあると言われています。

②腰椎にかかるストレス

腰椎に繰り返しかかるストレスによって発生します。
ある統計学的調査では、分離症の発生頻度が小学校高学年から高校生にかけて次第に増加することがわかりました。

さらに、スポーツをする子どもと、スポーツをしない子どもの間に発生率の差があります。

これらは成長期の過度の運動、特に伸展と回線の動きが分離の原因として大きく関わっていることを示しています。

〜分離症になってしまったら〜

腰椎の骨折(分離)が起きた時期と症状の出現には時間のズレがあります。
ですから、分離があっても無症状の期間があります。

多くは10代後半から20代で腰痛が出現します。
20代以下の若者でスポーツや仕事で腰痛が出現し、レントゲンで腰椎の分離が確認されれば、60〜70%の確率で分離が腰痛の原因と考えられます。

◯急性期
痛みが出始めの時期は急性期と呼ばれ、激しい痛みがあります。
活動を一時的に中断し、腰部の安静を保つことが大切です。
コルセットを使用して腰部にかかるストレスを軽減させることも良いです。

◯慢性期
慢性期の腰椎分離症に対しては体幹部のアイソメトリックエクササイズが有効です。
アイソメトリックエクササイズとは等尺性運動と呼ばれるもので、筋肉の収縮のみを行い、関節の運動を伴わないものです。
簡単に言うと、腰を動かさずに体幹の筋肉に力を入れるということです。

☆発症直後の対応をまとめると
①痛みが出現直後は腰への過度の負荷を避ける(スポーツの一時中断等)
②痛みが強い場合は、おさまらない場合はコルセットを着用して安静を保つ
③若年の場合はスポーツの完全な中断、専用コルセットでの腰部の保護

〜分離症になったら手術をしないと治らない?〜

一度発生した分離症は巣術をしなくては治らないと今までは考えられていました。

しかし、腰椎分離症の研究が進み、
分離が起きた初期では3ヶ月、進行期では6ヶ月間の全てのスポーツ活動の中止と専用コルセットの着用により、手術なしで治ることがわかってきました。

専用コルセット

学童期に腰椎分離症の診断がなされた場合には、スポーツの制限とコルセットの着用をきっちりと守ることで、分離部の癒合を期待できるのです。

脊椎分離症の分類、頻度、癒合率(井形高明.他:発育期スポーツ障害の治療を予防. 日整会誌63:912-923,1989)

〜分離すべり症〜

分離症はすべりを伴うことがあります。
これを腰椎分離すべり症といいます。

腰椎の椎弓が分離することで、固定されていた腰痛が動いてしまいすべりが生じます。

基本的には分離症と同様の対応をしますが、
すべりが10代で発見されれば、痛みが軽度でも定期的なチェックが必要になります。
すべりが増していく様なことがあれば、手術を検討することになります。

40歳以上の日本人であれば約6%に分離があるとされています。
しかし分離があるからといって、腰痛の原因がこの分離にあるとは限りません。
40歳以上になると、周囲の筋肉や椎間板などその他の要因から腰痛が出現していることの方が多いです。
坐骨神経痛が出現している場合は、分離すべり症、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などが疑われます。

〜注意点〜

子どもの腰椎分離症を癒合させるには3〜6ヶ月のスポーツ活動の禁止が必要になります。
痛みそのものは2,3週間のスポーツ中止により速やかに解消することが多いです。

たとえ分離症があったまま成長したとしても、それが後に腰痛を引き起こすことは少ないとされています。

実際、現役スポーツ選手でも腰椎分離がありながらも活躍している例は多いです。

発育期の子どもの調査ではスポーツ活動が週に14時間を超えると分離症などのスポーツ障害を引き起こす確率が上がることがわかっています。
予防のためには1回の運動を1.5時間、週に3回までをスポーツ活動の上限にすることが推奨されています。

さらに日々のストレッチ等で身体の柔軟性を高めておくことが重要になります。

 

もしもスポーツを頑張っているお子さんが腰痛を訴えていて、少しでもおかしいと思ったら、医療機関を受診することをおすすめします。
ご不安な場合は、当院までご相談ください^ ^

女性特有の腰痛【骨盤輪不安定症】産後から出てしまった腰痛

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今回は女性にしばしばみられる腰痛の【骨盤輪不安定症】についてお話しします。

骨盤が緩むといった表現がされますが、この状態は骨盤輪不安定症です。

腰痛の訴えでご来院される女性の患者様の中には、
腰自体に運動制限や理学的所見などがみられないけど、骨盤周りに痛みや不安感がある方がいらっしゃいます。

自覚症状としては、骨盤周り、特に仙骨や恥骨周囲にズキっとした痛みがあります。

この様な方は骨盤輪を形成する、仙腸関節や恥骨結合に異常な可動性(緩み)を有している可能性があります。

〜骨盤の構造〜

骨盤は仙骨・腸骨・坐骨・恥骨からなる骨盤輪 (pelvic ring)を構成しています。

体重とそれに対抗する下肢からの床反力は骨盤のringによって打ち消し合います。

特に後方の左右にある仙腸関節2点と前方にある恥骨結合の1点の合計3点で負荷を受けます。

この骨盤輪の3点の内、1点でも崩れると、他2点に影響を及ぼしてしまい痛みや不安定感を引き起こします。

特に妊娠中にはエストロゲン、プロゲステロン、リラキシンなどのホルモンが分泌されることによって、恥骨結合、仙腸関節などの靭帯に緩みが生じます。(これは骨盤を開き、出産しやすくするため)

この時の緩みによって骨盤輪が不安定になることで症状が引き起こされます。

女性は男性に比べ、骨盤の前後径が大きいにも関わらず仙腸関節、恥骨結合の面積が狭いのも影響しているとされています。

 

〜評価基準〜

①腰仙部あるいは恥骨結合部の疼痛

②恥骨結合、仙腸関節の圧痛

③恥骨結合、仙腸関節への局麻で症状が軽快する

④骨盤負荷テストが陽性
(Ganenslen test、Newton test、Patrick test)

⑤片脚起立でのレントゲン撮影で恥骨結合部に2mm以上の可動性がある

上記5項目の内4項目以上当てはまる

 

・Ganenslen test

・Newton test


・Patrick test

〜改善方法〜

妊娠中の方の場合は、ホルモンの影響が大きいので改善に少々時間がかかる場合があります。

出産後から骨盤周囲の痛みや不安定感が出現した場合は適切な姿勢と動作を獲得することが大切です。
また、体幹部や殿部の筋肉を強化することも骨盤を安定化させるために必要不可欠です。

仙腸関節に関しては緩む方向と締まる方向がありますので、手技を用いて緩んだ関節の適合を良くしていくことが可能です。

 

骨盤周りの痛み、不安感にお悩みでしたら、
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女性に多い産後の腰痛【骨盤輪不安定症】

【体の部位の質量比】あなたの頭は何kg??

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今回は人の体の質量比についてお話しします。

頭であったり、腕であったり、動体など
体の部位によって質量(重さ)の比率は大体決まっています。

ですから、体重をその比率に掛けることで、体の各部位の重さがわかるのです。

・頭 8%
・上腕 8%(左右合計)
・前腕 6%(左右合計)
・手 2%(左右合計)
・胴体 46%
・大腿(太もも) 14%(左右合計)
・下腿(すね) 12%(左右合計)
・足 4%(左右合計)

このような比率になります。

ここに体重を掛けることで、各部位の大体の重さがわかります。

では70kgの体重の人で計算してみましょう

・頭 70kg × 0.08 = 5.6kg
・上腕 70kg × 0.08 = 5.6kg 片方2.8kg
・前腕 70kg × 0.06 = 4.2kg 片方2.1kg
・手 70kg × 0.02 = 1.4kg 片方0.7kg
・胴体 70kg × 0.46 = 32.2kg
・大腿 70kg × 0.14 = 9.8kg 片方4.9kg
・下腿 70kg × 0.12 = 8.4kg 片方4.2kg
・足 70kg × 0.04 = 2.8kg 片方1.4kg

いかがでしょうか?
思ったより軽いですかね?

常にこれだけの重さを支えているのですから、人間の筋肉ってすごいですね。

姿勢が崩れると、体にかかる負担が大きくなります。
特に頭部の位置が前方に移動するような、猫背姿勢の場合は腰に負担が大きくなります。5.6kg × 腰を通る垂線からの距離 分の負担がかかりますので。

姿勢の大切さがわかりますね。

ではまた次回のブログをお楽しみに^ ^

【仙腸関節】慢性腰痛の3割は仙腸関節が原因

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今回は腰痛の原因になることの多い、仙腸関節について解説します!

仙腸関節は、背骨と脚の骨をつなぐ関節です。

上半身でこれとよく似た役割となるのは、体幹と腕をつなぐ胸鎖関節と言われています。

胸鎖関節と仙腸関節はいずれも、上手く機能するために必要な特別な構造をそなえています。

胸鎖関節は自転車のサ ドルのような形をしており、自由度の高い関節です。これは、手を自由自在に動かせるようにした特性です。その代わりに不安定であると言えます。

これに対し て、ぴったりとかみ合った大きな構造の仙腸関節は、安定性を優先したデザインになっていて、大きな負荷がのし掛かる背骨を支えることができます。

慢性腰痛患者のおよそ 15~ 30%は仙腸関節が痛みの発生源と考えられています。

〜機能的特徴〜

仙腸関節は、仙骨・腸骨・坐骨・恥骨からなる骨盤輪 (pelvic ring)に存在します。

骨盤輪は、体幹と大腿骨との間にあるので、
体幹にかかる重力ストレス
脚を伝わる床反力を受け止めています。

 

骨盤輪の強度は、仙骨がその他の骨にしっかりとフィットしていることで保たれています。

2つの仙腸関節によって固定されたこの仙骨は、骨盤輪の要石なのです。

 

前方で左右の骨盤骨を結合させている恥骨結合関節が、骨盤輪を構造的に安定化させるもう1つの要素です。

 

〜関節の構造〜

仙腸関節は、腸骨の上後腸骨棘の直前にあります。

構造的には、仙骨の耳状面と腸骨の耳状面で関節を作っています。
関節の形はブーメランの様な形をしていて、後方にブーメランが開く向きとなっています。

子供の仙腸関節は可動性が比較的高いですが、思春期から青年期にかけて仙腸関節は可動性が低下していきます。
それに加えて、滑らかだった関節面が凸凹な形状になります。

加齢とともに柔軟だった関節包は線維化して柔軟性を失います。

30、40歳代になると関節や関節の周りに骨が増殖してできる骨棘が形成されることもあります。
また、50歳代までに関節内部の靭帯の一部が骨化するとされています。

70歳代までに、関節の軟骨が劣化し、10%の人は完全に骨化し癒合していしまいます。
これらの変化は男性で起こる確率が高いと言われています。

〜仙腸関節を固定する靭帯〜

仙腸関節は主に靭帯によって固定されています。

・前仙腸靭帯
・腸腰靭帯
・骨間仙腸靭帯
・後仙腸靭帯

さらに、
・仙結節靭帯
・仙棘靭帯

によって補強されています。

前仙腸靭帯、腸腰靭帯
→関節の前方を補強しています。

骨間仙腸靭帯
→とても強靭な靭帯です。
仙腸関節に存在する骨間領域と呼ばれる空間を埋め尽くしています。

後仙腸靭帯(長・短)
→仙腸関節の後方を固定しています。
長後仙腸靭帯は仙骨から出て腸骨の上後腸骨棘に付着します。

仙結節靭帯
→坐骨結節に付着し、ハムストリングスに連結しています。

〜仙腸関節の神経支配〜

仙腸関節には感覚の神経が存在しており、痛みを伝えます。

仙腸関節痛でお悩みの方は、同側の腰の下部とお尻の内側(上後腸骨棘の近く)に症状を訴えることが多いです。

〜仙腸関節を安定させる胸腰筋膜〜

胸腰筋膜は仙腸関節を含む腰の安定に重要な役割を果たしています。
この組織は腰で最も広い組織です。


そして、前層、中層、後層の3層構造となっています。

この胸腰筋膜は背中から腰にかけての筋肉を後方から取り囲んでいます。

胸腰筋膜の前・中層は内側で腰椎横突起に付着し、下方で腸骨に付着します。

後層は脊柱起立筋とそれより浅い位置にある広背筋を覆っています。
さらに全ての腰痛と仙骨に付着し、上後腸骨棘まで伸びていきます。

そして、大殿筋から広背筋にまで広く付着していおり、安定性を増強しているのです。

〜仙腸関節の動き〜

関節と名がついていますが、肩関節のように柔軟に動く関節ではありません。

仙腸関節はとてもわずかに動く関節です。
わずかな動きですが、理解が難しい複雑な動きなのです。

①回転運動
下の2つの動きがあります

・前屈運動(うなずき運動)

仙骨の前方回旋腸骨の後方回旋、またはその両方が同時に起こる動き

・後屈運動(起き上がり運動)

仙骨の後方回旋腸骨の前方回旋、またはその両方 が同時に起こる動き

 

②並進運動
仙骨が前方と後方にスライドする動きです。

 

〜仙腸関節の機能〜

①骨盤が受ける荷重ストレスを軽減する

②体幹部と脚の間の力の伝達を行う

仙腸関節の運動は、小さいですが、骨盤内のストレスの軽減にとても重要な要素です。

特に歩行中や走っている時、女性では出産時に特に重要です。

歩行やランニングでは、左右の脚が交互に運動を繰り返すことで、左右の骨盤も互いに捻れるように回転運動を繰り返します。
歩行速度をあげればあげるほどに、この捻れは強くなります。

 

陣痛時や分娩中は仙腸関節の可動性が増加します。
3 カ月以内に出産を控えた妊婦では、この関節が著しく緩むのです。

とくに、初産時に比べて2回目の出産前のほう が関節の緩みが顕著になります。
出産時には仙骨のうなずき運動の可動性が高まるので、仙骨の下部が後方に回転し、骨盤出口部が広 がって、新生児が通りやすくなります。

さらに女性では、仙腸関節 の関節面が男性よりも滑らかなので、生理的運動に対する抵抗力が低いのです。

妊娠中の女性では、仙腸関節の痛みが出現することが多いです。
なぜかというと、
妊娠中には体重が増加し、腰椎前弯(腰の反り)が増大することと、
ホルモンの影響で靭帯が緩み、仙腸関節にストレスを与えるからとされています。

 

〜仙腸関節が締まるとは?〜

仙腸関節の関節面は垂直に近いです。

そのためこの関節は、とくに大きな力がかかったときには滑りによる損傷を受けやすいのです。
仙腸関節の前屈運動によって関節面間の圧迫と摩擦力が上昇し、それによって関節の安定性が高まります。

そのため、仙腸関節のいわゆる締まるポジションは完全前屈位であると考えらレています。
したがって、前屈の力(うなずき運動)を生む力が仙腸関節を安定化させるのです。

仙腸関節を安定させる、前屈の力はこの3つの力によって生み出されます。
・重力
・靭帯の張力
・筋肉

一つずつ解説します。

重力による安定作用

重力による下向きの力は腰椎を通過し、仙骨の前方を通ります。
一方で、床から脚を伝わった上向きの力があります。

この上下からの2つの力はズレていて、仙腸関節に前屈の力を生み出します。

重力により生じる力は仙骨を前方に回転させ、
床から伝わる力は股関節に伝わり、腸骨を後方に回転させます。

このズレにより、仙腸関節の摩擦力が高まるのです。

座っているだけや、立っているだけの場合はこの摩擦力と圧迫力だけでも十分な安定性が確保できます。

しかし、よりアクティブな動きを伴う場合は、これだけでは不十分で、下記の安定作用が必要になってきます。

 

〜靭帯と筋肉による安定作用〜

前屈の力が生まれることによって仙結節靭帯や骨間靱帯など、仙腸関節の結合組織の多くが引き伸ばされます。

これらの靭帯の張力が高まると仙腸関節の関節面が圧迫され、それによって、関節間の安定性がさらに高まるのです。

さらに、体幹や股関節のいくつかの筋肉が仙腸関節を補強します。

 

持ち上げ、運搬、ランニングなどの動作では、筋肉による安定性強化が必要になってきます。

これらの筋肉が安定作用をはっきするのは、それらの筋肉が胸腰筋膜から
仙棘靭帯や仙結節靭帯に付着しているからです。

先ほど示した筋肉から生じる収縮力により、

①関節面に対する自動的圧迫力が生じる
②前屈の力を増大させる
③仙腸関節周りの結合組織を引き寄せる

ことが同時に起こり仙腸関節が安定します。

 

脊柱起立筋が収縮すると仙骨が前屈(うなずき)し、腹直筋とハムストリングスが収縮すると腸骨が後傾します。
この2つの要素によって前屈の力が生じます。
ハムストリングスは仙結節靭帯に付着していて、この靭帯の張力を高めます。

さらに広背筋や大殿筋、脊柱起立筋、内腹斜筋、腹横筋を強化することでも、胸腰筋膜との結合を介して仙腸関節を安定させることができます。

また、腸骨筋(腸腰筋の一部)と梨状筋は仙腸関節の関節包に付着することによって、仙腸関節の安定性を補助しています。

仙腸関節に十分な安定作用が働いていないと、仙腸関節のアライメント不良(ズレ)や緩みが生じることになり、関節のストレスが高まってしまい、仙腸関節痛を引き起こしてしまうのです。

仙腸関節を安定化するためには、前述の筋肉を強化することが大切です。

最近、筋肉が落ちてきている、産後から腰痛が出現している場合は仙腸関節由来の可能性があります。
適切な対応をすることで、改善することができます。
お困りの際は当院までご相談ください。

下の動画も合わせてご覧ください!

自宅で簡単にできる【骨盤矯正】骨盤を歪みを自分で改善しよう!町田・相模原で唯一の【腰痛専門】整体院カイル

仙腸関節痛・産後の腰痛・骨盤の緩みについて【症状別】 町田・相模原で唯一の【腰痛専門】整体院カイル

 

筋膜リリースってよく聞くけど、筋膜ってなに?詳しく解説!【大和 整体】

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皆さん、筋膜ってご存知でしょうか?

近頃は「筋膜リリース」という言葉が広まっており、施術を行える整体院も増えています。
今までなかなか改善しなかった、痛みの原因が「筋膜」にあったということは珍しくないです。

では筋膜とはそもそもなんなのか?

それをご説明します!
ちょっと長くなりますが、お付き合いください^ ^

〜筋膜の歴史〜

2007年に、国際筋膜研究会議が設立され、筋膜が医療に重要であるかどうかの調査・研究が始まりました。

これまで、筋膜は重要な役割をする組織とは考えられていませんでしたが、筋膜の研究が行われた結果、多くの慢性疾患を治療するための基本部位として広く認められるようになりました。

〜筋膜の働き〜

1.身体を支える
2.張力で衝撃を吸収する
3.体全体に筋の緊張と圧力に関わる情報を伝える
4.栄養の吸収および毒素と代謝産物の除去を促進する

〜筋膜の構造〜

筋膜って言われてもイメージが湧かないと思います。
筋膜の線維は多方向に走り、密で不規則な結合組織を作っています。(下図)

筋膜は内臓、神経、筋、骨のすべてを覆っていて、
それぞれの組織を隔てると同時に、体全体をつないでいます。

想像以上に大きな組織じゃないですか?

〜筋膜にはタイプがある〜

全身に行き渡っている筋膜にもそれぞれの役割ごとに種類があります。

以下の3つのタイプです。

(1)浅筋膜 (あ るいは皮下筋膜)
皮膚の直下にある。
皮膚と浅い部分にある筋を繋いでおり、さらに浅い部分にある神経と血管を支えています。
浅筋膜は水と脂肪を蓄えており、身体の浅層と深部を隔てる役割をしています。

※皮膚へのアプローチを行う筋膜リリース(スキンローリングなど)はこの筋膜をリリースしています。

(2)深筋膜(筋筋膜)※筋外膜、筋周膜、筋内膜の3つ
筋を覆っている(とても密です)筋膜。
個々の筋線維を束ねて1つの筋を作り、個々の筋をグループごとに結合しています。
筋肉を覆った筋筋膜が密集し腱を形成し骨に付きます。

筋肉単体では安定した筋力を発揮できません。
支えがないとダメなのです。

なので筋肉は健康な筋筋膜に支えられることで、独立して収縮できるのです。
さらに、筋肉が筋膜によってまとまっていることで、深いところにある臓器に神経や血管を通すことができるのです。

※フリクションマッサージ、整体など筋肉を直接刺激するアプローチは、こちらの筋膜をリリースしています。

(3)内臓を覆っている筋膜
臓器の周囲を覆っています。
例えば、心膜 (心臓)、 胸膜 (肺)、 腹膜 (腹部臓器)などです。
内臓を守り、その位置に定着させています。

実はこれらは筋膜の一種なのです。

〜筋膜はつながっている〜

筋膜の形状はそれぞれ異なり、それぞれの部位において役割を持って働いていますが、それらはすべてつながっています。

我々治療家が整体を行う際には筋肉だけでなく、筋膜はお互いに結合しているということを考えて進める必要があります。

すべての筋は筋膜網という網状の中で活動てします。(下図は筋膜網)

〜筋膜の特徴と働き〜

ストレッチやマッサージで硬くなっている筋肉を緩めることができたとしても、
その筋を覆っている筋膜が癒着して短くなっている場合には、正常な筋肉の状態になることはなく機能は回復しません。

筋膜まで緩める必要があります。

筋膜は運動する、あたためる、水分補給することで流動的になり、自由に動くことができるようになります。
逆に、運動不足、冷え、脱水によって、筋膜は硬くなり、自由な動きができなくなるります。

例えば、悪い姿勢が定着している場合には、
筋膜は硬く、さらに厚く(密集といった感じ)なり、筋膜全体の流動性が低下し、その結果、細胞間の物質交換の効率が低下します。

その結果、細胞への栄養素の取込みができなくなり、老廃物や毒素が蓄積しやすくなり、疲労感やむくみなどが出やすくなるのです。

筋膜リリースは、筋膜の流動性を増加させることができます。
整体にて皮膚と筋膜の間でズレを生じさせる手技を行うことで、筋膜の流動性を増加させることができます。

筋膜は一部コラーゲン線維でできています。
コラーゲン線維は過伸長や引き離される力には強いですが、くっ付く傾向が強いので、
ひとたび機能障害が始まるとコラー ゲンが癒着してしまい、筋膜の形状を変化させることができなくり、
筋肉自体は柔らかくても、周りを覆う筋膜が硬いので体を動かすときに制限がかかってしまいます。

 

〜筋膜には免疫機能にも関わっている〜

筋膜は細胞にかかる外からの張力と圧を検出し、この情報を直接その細胞に伝えるレセプターと一体になっています。

これによって筋膜が覆う細胞に、常に必要に応じて順応するように指示を出すのです。
司令塔のような仕事をします。

筋膜が緊張している状態では、炎症物質を分泌させるように指示を出します。

筋膜には情報を伝達する役割があり、筋膜が正常に機能していると、筋膜と結合している部位を損傷した場合に治癒するように情報を伝達するのです。

一方、炎症物質が多く分泌される 場合には、それ以前に機能していた反応が病的状態になることがあります。

最近の研究で、線維筋痛症に関係する1つの要因が炎症反応の異常亢進であることが明らかになっています。

〜筋膜には平滑筋がある〜

平滑筋は主に内臓などに存在する筋肉で、自分の意思とは関係なく必要に応じて収縮し、臓器を最適な状態にします。

筋膜にはその緊張や筋膜周囲の構造に適応するのを助ける平滑筋があるということが明らかになりました。
筋膜が急にあるいは長時間伸長された場合、抵抗性が増し、
その結果、その伸長に対して平滑筋が過剰に収縮(縮む)します。

〜筋膜は感覚を受けるの役割もある〜

筋膜には様々な感覚のレセプターがあります。
つまり、筋膜には感覚と運動の2つの機能があるのです。

施術により受容器を刺激することで、自律神経機能に変化が起こり、筋膜の硬さや代謝が変化し、全身の筋が緩んだり、さらには感情の鎮静化が起こります。

筋膜を整えることにはたくさんの効果があるのです。

〜筋筋膜経線〜

筋膜には筋筋膜経線と呼ばれるラインがあります。

これらのラインは筋膜の歪みや緊張を全身に伝え、動作をする時の筋肉の運動もサポートします。
筋膜のこれらのラインは、1つの筋の付着部を超えて結び付けています。

例えば、足底筋-腓腹筋群-ハムストリング-殿筋-脊柱起立筋-後頭下筋-帽状腱膜と結び付けています(下図)。

その線に沿った歪みは、筋筋膜経線すべてに伝わり、元々の歪み部位以外のどこかに痛みや機能障害を引き起こす可能性があります。

〜テンセグリテイー〜

=Tension(張力)とIntegrety(統合性)の造語です。

筋膜を考える上で必要な考え方になります。

テンセグリティーとは、構造的な特徴のことです。

人の体の構造は安定した部分を軸として、周りの張力のバランスが保たれています。テントのような構造です。

その時の張力は、ほかの部分の張力とバランスが保たれていなくてはなりません。

人間の身体で安定した部分というのはです。
骨は、お互いが単純に重ね合わさり、重力による圧を受けるので、いつかはそれ自身の重さにより破壊されてしまいます。

そしてその骨は、張力を生み出す部分である筋、腱、靭帯の一定の張力によって安定しています。

これらの構造を結びつける筋膜は、 動きや重力によって生じるすべてのストレスから守るために、筋膜を全身にクモの巣状に張り巡らすことによって張力によるストレスを分散させているのです。

 

〜張力の歪み〜

体のある部分ヘストレスが集中している時、とくにストレスが繰り返し加わるときには、筋膜は作用しているストレスの方向に沿って硬くなります。

良くない姿勢や動作を繰り返していると、ある一箇所にひずみが出てくるのです。

猫背姿勢の背中のように、慢性的に引き伸ばされているストレスでは、筋膜線維は線状(スジばった)になっています。

これは、ビニールの両端を引っ張ったときに起こる状態に似ています。

 

筋膜がこのような状態になると、様々な方向への動きができなくなり、結果的に運動の自由度を失ってしまいます。

身体のある部位が緊張またはストレスを同じ方向に繰り返し受けると、しばしばその方向に収縮する筋は短くなり、またその反対にある筋肉は引き伸ばされます。

そして、

それらの構造を取り巻いている網状の筋膜は、短く厚く圧縮されるか、あるいは長細くなり引き伸ばされます。

どちらの場合でも筋筋膜の機能が制限される結果、運動が制限され柔軟性が減少します。

一部分の筋膜が機能を失うと、弱い部分を補うためにその構造を含む筋膜のラインに沿ってストレスがかかります。
放っておけば、そのラインに沿うテンセグリテイーがバランスを失ってしまい、
最終的には癒着、緊張充進、トリガーポイント、慢性痛が発症することになります。

トリガーポイントについてはしたのリンクより解説しています!
↓↓

【関連痛とトリガーポイント】について簡単に。腰以外の痛み。

例えば、

猫背姿勢の場合は、

首の後ろの筋肉と胸の前の筋肉は短縮します。それを覆う筋膜は束になって密になり、短くなった筋や他の組織と癒着します。
一方で首の前の筋肉や肩、背中の筋肉は引き伸ばされます。
それを覆う筋膜は線維が伸ばされている方向に線状(スジ状)になるのです。

その結果、その構造を弱めてしまうのです。
そこなわれた機能は、毒素や代謝産物の除去に影響を与え、毒素が蓄積し、栄養が減少し、機能がそこなわれ、そしてトリガーポイント、 痛みや筋力低下が出現します。

このような機能障害は実際に筋膜の歪みがある部位でなくとも筋膜経線上ならどこにでも出現する可能性があります。

いかがでしたか?
今回は筋膜についてご説明しました!

最近よく耳にする筋膜ですが、奥が深いですね。

筋膜の整体を行うことで、今までどこに行っても良くならなかった症状が改善することは、珍しくないので、ご興味のある方はぜひ整体院カイルへご相談ください^ ^

参考文献:
アナトミートレン 徒手運動療法のための筋筋膜経線
エビデンスに基づく疾患別クリニカルマッサージ

 

トリガーポイントをほぐして腰痛改善!お尻、太ももの関連痛の改善に効果的!

大和市で唯一の【腰痛専門】整体院カイル大和

・脊柱管狭窄症

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・坐骨神経痛

・慢性腰痛

・ぎっくり腰

・すべり症

大和・中央林間・南林間・鶴間・瀬谷でお悩みの方はお気軽にご相談ください!

今回は皆さんも聴いたことがあるかもしれない、トリガーポイントについてです。

まずは簡単にトリガーポイントの説明をします。
身体は動くときに筋肉を収縮させます。人間の動きにはそれぞれの姿勢があり、があります。
ですから、筋肉の使い方もある程度決まったものとなります。

すると、筋肉の収縮がかかるポイントが、ある一点に集中することになり、その筋収縮のポイントが硬結を形成します。

この筋硬結がトリガーポイントです。

トリガーポイントは、その他離れた体の部位へも関連痛として痛みを広げる特徴があります。
この関連痛は神経痛ととてもよく似ているため、しばしば間違われることがあり、神経痛の治療をしても改善しません

よくある間違いとして、元々腰痛がある方が
お尻や太ももへの痛みが出現したため、坐骨神経痛だと考えることがあります。
もちろん坐骨神経痛の場合もありますが、関連痛のことが非常に多いです。

関連痛を改善するためには、トリガーポイントを解きほぐすことが必要なのです!

関連痛と神経痛についてより詳しく解説した記事がありますので、そちらも合わせてお読みください^ ^
↓↓↓

【関連痛とトリガーポイント】について簡単に。腰以外の痛み。

整体に通ってトリガーポイントをほぐすことができればベストなのですが、
通う時間がない方へ、
ご自宅で簡単にできるセルフトリガーポイントほぐしをご紹介します!

テニスボール一つあれば簡単に行えるので、ぜひお試しください^ ^

お尻のトリガーポイントをテニスボールを使ってゴリゴリにほぐす方法!腰痛・坐骨神経痛を改善に効果的!

 

テニスボールを使ったお尻のほぐし方 #1 股関節の可動域を広げて腰痛改善

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今回はテニスボールを使った殿部の筋肉をほぐす方法をご紹介します!

テニスボールは腰痛肩こりのセルフケアに非常に便利です。
バッグに一つ忍ばせておけば、全身の筋肉をほぐすことができます^ ^

旅先や長時間の移動がある際はマストで持っておくべきです!

テニスボールを用いて、殿部の筋肉をほぐすことで、股関節の柔軟性をアップさせることができます。

股関節の可動域をアップさせると、腰痛の改善・予防、むくみ解消、動作改善が期待できます。

慢性腰痛やヘルニアにお悩みの方は、ほぼ殿筋(お尻の筋肉)が硬くなり、股関節の可動域が低下しています。

殿筋が硬くなることで、お尻や脚に関連痛といった、神経痛に似た症状も出現します。

日頃から、座ることが多い方はぜひお試しください^ ^

今後はテニスボールを使ったセルフケアをアップしていく予定ですので、お楽しみに^ ^

原因を間違えやすい【太もも外側の痛み】腰痛に伴う痛み 7種類

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今回は腰痛に伴って出現することの多い、太ももの外側に痛みについてご紹介します

 

1.【腰椎椎間板ヘルニア】

ヘルニアの中には太ももの外側に痛みを出すものがあります。
※全てではありません。

①神経根レベルL1、L2

・運動
L1とL2神経根は腸腰筋を支配しています。
腸腰筋が障害されると膝の引き上げ運動に支障をきたします。

・感覚
股関節の前方の感覚や太ももの股関節に近い部分の感覚が障害されます。また同部位に痛みやしびれが出現します。

②神経根L3レベル

・運動
膝を伸ばす筋肉である、大腿四頭筋の筋力が障害されます。
階段の上り下りが難しくなったり、中腰姿勢ができなくなります。歩行中に膝崩れが起きることもあります。

・感覚
太ももの膝関節に近い部分の感覚が障害され、同部位に痛みやしびれが出ることがあります。
特に膝の内側に症状が出現することが多いです。

2.【股関節周囲のトリガーポイントによる関連痛】

股関節周囲の筋肉はしばしばトリガーポイントを形成します。トリガーポイントは筋肉の硬結(しこりの様なもの)
このトリガーポイントは坐骨神経痛に似た関連痛を出現させます。
坐骨神経痛と間違わないように注意が必要です。

※本当の坐骨神経痛の場合は感覚障害(感覚がにぶいなど)や筋力低下(力が入らない)や反射消失を伴います。

この関連痛を改善するためには、トリガーポイントである筋硬結を時ほぐす必要があります。

トリガーポイントについては別の記事でも解説しております!
↓↓↓

【関連痛とトリガーポイント】について簡単に。腰以外の痛み。

①大腿筋膜張筋のトリガーポイント

②小殿筋のトリガーポイント

 

③中殿筋のトリガーポイント

④梨状筋のトリガーポイント

⑤外側広筋のトリガーポイント

 

3.【筋膜による痛み】

筋肉は筋膜に覆われており、筋膜はそれぞれ筋膜同士で連結しています。
その筋膜の連結は全身に存在していて、それぞれの筋膜のラインがあります。

筋膜のラインには太ももの外側を走行するラインがあり、この筋膜ラインに柔軟性の低下などがあった場合、痛みが出現します。

①ラテラルライン

首から足部までをつないでおり、身体の外側を走行する筋膜のラインです。
ちょうど太ももの外側を走行していることがわかります。

②スパイラルライン

体を螺旋状に走行している筋膜のラインです。
人の動作は対角線を描くものが多いです。またゴルフのスウィング動作や投球動作は、このスパイラルライン上で行われます。
こちらのラインも太ももの外側を走行するため、同部位に痛みを出現させます。

 

4.【梨状筋症候群】

梨状筋はお尻に存在する筋肉です。

梨状筋に筋緊張やトリガーポイントが形成されることで、お尻から脚にかけての関連痛を出現させます。

また、梨状筋のすぐ下を坐骨神経が走行するため、梨状筋の緊張が坐骨神経に影響を与え、坐骨神経痛を出現させます。
少数ですが、梨状筋が2つに分かれて坐骨神経がその隙間を貫く場合もあります。

たまに下殿神経や上殿神経といったお尻の筋肉を支配する神経を障害することもあります。

圧迫は血管(上・下殿動脈)にも影響を与え、血液循環を悪化させることもあります。

片足重心で立つことがクセになっている方やガニ股の方に多い傾向です。

5.【大腿外側皮神経痛】

大腿外側皮神経は腰から出て骨盤の中を通り、出っ張った骨(上前腸骨棘)の下を通過します。
太ももの外側と前側の皮膚の感覚を支配します。

骨盤の骨と鼠径靭帯で構成されるトンネルの部分で絞扼されることがあり、それにより太ももに痛みやしびれを出現させます。

立位や歩行時に痛みやすいので、腰の疾患と間違えやすいです。

※大腿外側皮神経は感覚神経なので、筋力低下を引き起こすことはありません。

太ももの外側の痛み・しびれ、本当に腰から? 【大腿外側皮神経】

 

6.【腸脛靭帯炎(ランナーズニー)】

ランナーや歩くことが多い方にしばしば発症する疾患です。
太ももの外側に存在する腸脛靭帯と太ももの骨の出っ張り部分での摩擦が原因で起こります。
膝の外側から太ももの外側に刺す様な痛みが出現します。

脚の骨の配列と深く関わっており、O脚の方に多い傾向があります。

腸脛靭帯は大腿筋膜張筋や大殿筋とつながっているため、これらの筋肉の柔軟性の獲得が必要になります。
また、大腿筋膜張筋は中殿筋、小殿筋とつながっているので、合わせてストレッチをおこないたい所です。

7.【大転子部滑液包炎】

大腿骨の大転子という部分に存在する滑液包の炎症です。
大転子は出っ張っているので、周囲との摩擦を軽減するためにクッションとなる滑液包(液体が入った袋)存在します。
この滑液包にストレスが加わり炎症すると、股関節の外側から太ももの外側に痛みが出現します。

改善方法として、まずはストレスの軽減をします。
そして摩擦の原因となる大腿筋膜張筋や大殿筋のストレッチをすると良いでしょう。

 

いかがでしたか?

今回は太ももの外側の痛みをまとめました!
太ももの外側に痛みがあると腰が原因と言われることがありますが、意外と腰以外に原因があることがあります。

太ももの痛みがどこから来ているのかを、注意深く調べることで原因を突き止めることができます。

もし腰痛や太ももの外側の痛みでお悩みでしたら、整体院カイルまでお気軽にご相談ください^ ^

腰痛は【自己コントロール】出来るようにならなければなりません!

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これだけは言わせてください!

腰痛は自己コントロール出来るようにならなければなりません!

当院に来られる腰痛でお悩みの方の多くは、慢性腰痛坐骨神経痛椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症ぎっくり腰です。

上記の疾患のほとんどが、ストレスの蓄積動作のエラーが根本にあります。

ですから、改善するためにはその根本を改善する必要があることは、今までに何度もお伝えしました。

不慮の事故でない限りは必ずその根本原因があります。

不慮の事故とは、防ぎようのないものです。
では「仕事で重い物を持つことが多くて」とういう場合がどうなのか?

防ぎようがないのか?

いいえ。

防ぐことが出来ます。
もちろん、重い物を持つことを回避することが出来ますが、回避出来ない場合もあります。
その場合でも体の使い方で腰痛を十分に防ぐことが出来るのです。

デスクワークでも同じです。当院のある町田にはオフィスが多くありますので、デスクワーカーが多いです。
一日中、パソコンをしているようなお仕事でもセルフケアや適切な姿勢を獲得することで、腰痛を予防することが出来ます。

腰痛が出現した場合、施術を受けようと思われるかと思います。
私は痛み自体をなくすことは難しくないと考えています。

しかし、本当の施術のゴールは「痛みが戻らない状態を作り上げることです。

痛みだけを改善しても、またすぐに痛みが出てしまうのでは意味がありませんし、生活していて不安です。

痛みが戻らない状態」には段階があります。
1.痛みのある部分の組織が修復される
2.組織に負担がかからないように柔軟性を獲得し、関節の可動域を上げる
3.弱った筋肉を強化し安定性を獲得する
4.姿勢を整える
5.その上で正しい動作を習得する
6.自身の身体をよく知り、セルフコントロールを出来るようにする

私は上記のように考えています。
特に最後の
自身の身体をよく知り、セルフコントロールを出来るようにする
と言うのが最も重要です。

初回の患者様の場合、まれに認識を間違われていることがあります。
施術者依存型といいますか、
「とりあえず一発で良くして」といった感じです。

その場合、私は患者様に前述した改善に必要なことを丁寧にご説明しています。

最終的に当院での施術を卒業し、その後ももう二度と再発しないためにも
ご自身の身体の理解とその対処方法を習得する必要があるのです。

ご自身の「腰痛を良くするんだ!」という想いも改善には不可欠です!
患者様と一緒に、作り上げていくイメージが正しいです。

もし長年腰痛に悩まされていて、根本改善したいとお考えであれば
ぜひ当院にご相談ください^ ^
私は全力であなたのお悩みに向き合います!

私は大和市から腰痛を撤廃したいと考えています!

長年の肩こりを解消する6種類のストレッチ!厳選した最強肩こり解消ストレッチをご紹介!

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当院のある大和市には多くの会社があり、多くのデスクワーカーがいらっしゃいます。

毎日、パソコンと向き合ってお仕事をされていると、
ディスプレイをみるために頭部が前方に変位していきます。
さらに、両手でキーボードを叩くため両腕は前方に持ち上げる形になります。

すると、いわゆる猫背・巻き型姿勢が作られてしまうのです。

頭と腕の位置が前方に変位すると重心は前方に移動します。
これでは前に倒れてしまいますよね?

倒れないようにするために頑張ってくれるのが、首肩の後ろの筋肉や背中の筋肉たちです。
想像するだけで肩が凝りそうです、、、

肩こりは筋肉へかかる負担の蓄積による筋疲労と筋緊張の亢進、その後の血行不良によります。

肩こりを根本から良くするためには、やはり姿勢の改善が必要です。

しかし、姿勢を改善するとなるとすぐには良くならないものです。
今まで悪い姿勢だった期間が長いほど、姿勢の改善には期間を必要とします。

「私は今すぐ肩こりのつらさをなんとかしたいんだ!」
という声が聞こえてきそうです(汗)

ご安心ください!

今回は日頃の肩こりの痛みやつらさを取るためのストレッチをご紹介します!

とりあえずこのストレッチを行えば、肩こりに関係する筋肉をザックリと緩めることができます。

辛いと感じた時にさくっとできますのでお試しください^ ^

もちろん、肩こりの根本解消には姿勢の改善が必要なので並行して施術も受けられることをお勧めします。

その際は当院までご相談ください^ ^



 

 

 

通常初回施術費8,000円のところ

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