2024/10/10(木)
【スウェイバック姿勢って??】
【スウェイバック姿勢って??】
スウェイバック姿勢は、立位姿勢不良の一種で、骨盤と脊椎の位置のズレにより、体全体が不自然な形で歪む姿勢です。
この姿勢は、腰を前方に突き出し、背中の上部が後方に大きく曲がることで生じ、姿勢全体が「く」の字に曲がったような見た目になります。
★スウェイバック姿勢の特徴
・骨盤の前方移動:スウェイバック姿勢では、骨盤が通常の位置よりも前方に突き出しています。このため、下半身に重心がかかりにくく、腰や背中に負担がかかります。
・腰椎の過剰伸展:骨盤が前に出ることで、腰椎が過度に反り返ります。これは、骨盤が前傾している骨盤前傾姿勢とは異なり、骨盤自体は後傾しているのに腰だけが大きく反るという状態です。
・胸椎の過後弯:腰が反り返っているのに対し、背中の上部が後方に大きく曲がり、背中が丸くなる「猫背」のような形状になります。これにより、頭部が前方に突き出てしまい、首や肩に余計な負担がかかります。
・膝の過伸展:膝が完全に伸び切っており、立っているときに膝が反り返るような状態になります。これにより、下半身の筋肉を適切に使わずに立っているため、疲労感が増すことがあります。
★スウェイバック姿勢の原因
・筋力のアンバランス スウェイバック姿勢は、筋力のアンバランスに起因することが多いです。特に、腹筋や骨盤底筋、臀筋(お尻の筋肉)の弱さが、骨盤を前方に押し出す原因となります。また、背中の筋肉(脊柱起立筋)が弱い場合、背中を正しい位置に保つ力が不足し、胸椎の過剰なカーブが生じます。一方で、太ももの裏側(ハムストリングス)や股関節の屈筋が過度に緊張していると、姿勢がさらに悪化します。
・長時間の座位:デスクワークやスマートフォンの使用などで長時間座っていると、骨盤が後傾しやすくなり、その状態が習慣化することでスウェイバック姿勢が引き起こされます。
・姿勢習慣の悪化 :日常的な姿勢の癖や習慣も大きな要因です。立っているときに片足に体重をかける、背中を丸めるなどの習慣があると、筋肉の使い方が偏り、スウェイバック姿勢になりやすくなります。また、運動不足により体幹が弱くなると、正しい姿勢を保つための筋力が不足し、骨盤や背中が不自然な位置にずれます。
・加齢による筋力の低下: 加齢に伴い、姿勢を支えるための筋肉が弱くなり、スウェイバック姿勢が発生することがあります。特に腹筋や臀筋の筋力低下は、骨盤が前方に突き出る原因となり、全身のバランスを崩しやすくします。
★スウェイバック姿勢の影響
・腰痛と背中の痛み: スウェイバック姿勢では、腰椎が過度に反るため、腰に大きな負担がかかります。その結果、腰痛が慢性化することが多く、特に下背部に痛みが集中します。また、胸椎の過剰なカーブにより、背中の痛みや肩こりも生じやすくなります。
・疲労感: スウェイバック姿勢は、体重を支える筋肉の使い方が不適切なため、長時間立っているときに疲労感が増します。特に、膝が過伸展しているため、太ももやふくらはぎの筋肉が十分に使われず、疲労が蓄積しやすくなります。
・関節への負担 :不良姿勢により、関節(特に腰、膝、股関節)に余分な負担がかかり、関節痛や変形性関節症のリスクが高まります。膝が過伸展している場合、膝関節への負荷が増し、痛みや怪我の原因となります。
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