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2024/10/08(火)

腰椎椎間板ヘルニアとは?

カテゴリー:しびれ, 坐骨神経痛, 椎間板ヘルニア, 腰痛, 院長ブログ

 

腰椎椎間板ヘルニアとは?

腰椎椎間板ヘルニアは、背骨にある椎間板という組織が劣化または損傷し、その内部のゼリー状の物質が外側に飛び出す状態を指します。この突出した椎間板が周囲の神経を圧迫し、腰痛や脚の痛み(坐骨神経痛)を引き起こすことがあります。特に腰椎に起こる場合が多く、これは日常生活の中で腰部にかかる負荷が大きいことが要因です。

 

腰椎椎間板ヘルニアの原因

 

椎間板は年齢とともに劣化していきます。若い頃は弾力性があり、衝撃を吸収するクッションの役割を果たしていますが、年齢を重ねるにつれて、椎間板の水分量が減少し、弾力性が低下します。これが椎間板の変性を引き起こし、亀裂が入りやすくなります。

また、次のような要因が腰椎椎間板ヘルニアを引き起こすリスクを高めます。

加齢: 椎間板の劣化は自然な老化現象であり、特に40代から50代でリスクが高まります。 重い物を持ち上げる動作: 重い物を持ち上げる際に腰に過度な負担をかけることで、椎間板が損傷することがあります。

姿勢の悪さ: 座り方や立ち方が悪いと、腰椎に過度な負荷がかかり、椎間板ヘルニアを引き起こす可能性が高くなります。

運動不足: 筋力の低下や柔軟性の不足も、腰椎の健康を損なう要因です。

喫煙: 喫煙は椎間板への血流を悪化させ、椎間板の老化を早めることが研究で示されています。

遺伝的要因: 家族歴に腰椎椎間板ヘルニアを持つ人がいると、発症リスクが高くなる可能性があります。

 

症状

腰椎椎間板ヘルニアの症状は人によって異なりますが、最も一般的な症状は以下の通りです。

腰痛: 椎間板が損傷したり突出すると、腰に鋭い痛みや鈍い痛みが生じます。この痛みは時折動作によって悪化します。

坐骨神経痛: 腰から脚にかけての神経(坐骨神経)が圧迫されると、脚やお尻に痛み、しびれ、または筋力低下が生じることがあります。これは特に片方の脚に強く出ることが多いです。

筋力低下: 腰椎椎間板ヘルニアによって圧迫される神経は、下肢の筋肉に影響を与えることがあり、特に足やつま先の筋力低下がみられることがあります。

感覚異常: しびれやチクチクする感じ、または脚や足の感覚が鈍くなるといった症状がみられます。

重症の場合: 極めて稀なケースですが、膀胱や腸の制御ができなくなる「馬尾症候群」という緊急事態が発生することもあります。この場合、緊急手術が必要です。

 

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