2024/11/02(土)
【出産後の腰痛の原因】
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【出産後の腰痛の原因】
産後の腰痛は、多くの要因が複雑に絡み合って生じますが、主に筋肉や骨格、ホルモンの変化が主な原因とされています。
具体的には以下のような要因が挙げられます。
1. 筋力の低下
腹筋の弱体化: 妊娠中、子宮が大きくなることで腹直筋が引き伸ばされ、出産後にはこれらの筋肉が緩んだ状態になります。この腹筋の弱体化は体幹の安定性を低下させ、腰に過剰な負担をかけます。
骨盤底筋の緩み: 骨盤底筋群は出産時に強く伸びます。これらの筋肉は、骨盤や腰を支える役割を担っており、筋力の低下が腰のサポート不足を引き起こし、腰痛の原因になります。
姿勢を支える筋肉のアンバランス: 妊娠中に体の重心が変化し、姿勢が前傾しやすくなるため、背中の筋肉や腰部の筋肉に負担がかかり、筋肉のバランスが崩れます。これが出産後も腰痛として残ることが多いです。
2. 骨盤のゆがみと不安定性
骨盤の開き: 出産時に赤ちゃんが通りやすいように、骨盤が広がりますが、これがすぐには元に戻らないことが多いです。骨盤が不安定な状態が続くと、腰への負荷が増し、痛みが生じます。 骨盤の歪み: 出産によって骨盤の位置がずれたり歪んだりすることがあり、腰の筋肉がアンバランスに緊張しやすくなります。これにより、腰痛が発生する場合があります。
3. ホルモンの影響
リラキシンの分泌: 妊娠中に分泌される「リラキシン」というホルモンは、出産に備えて骨盤の靭帯や関節を緩める役割を果たします。しかし、産後もしばらくはこのホルモンの影響が残り、骨盤周囲が安定しにくくなるため、腰への負担が増加し腰痛を引き起こすことがあります。
4. 日常の動作による負担
抱っこや授乳: 出産後、頻繁に赤ちゃんを抱っこしたり、授乳することが必要になります。これらの動作は前かがみの姿勢を取ることが多く、腰や背中に負担がかかります。特に、無理な姿勢で長時間抱っこすることが腰痛を悪化させる一因です。
家事や育児の姿勢: 赤ちゃんのお世話をする際、不自然な姿勢を続けると筋肉が緊張しやすくなり、腰痛が生じることがあります。例えば、オムツ替えや掃除などの動作も腰にストレスを与えます。
5. 筋肉の過緊張とストレス
慢性的な筋緊張: 赤ちゃんのお世話や家事に追われて休む暇がないと、特定の筋肉が常に緊張状態になります。特に、腰や背中の筋肉が硬直すると血流が悪くなり、痛みを感じやすくなります。 ストレスと痛みの感受性: 育児のストレスや睡眠不足は痛みの感受性を高め、腰痛がひどく感じられることがあります。精神的な緊張も筋肉を硬くする原因になり、痛みが悪化することがあります。
以上のように、産後の腰痛は筋肉の弱体化、骨盤の不安定性、ホルモンの影響、そして育児による物理的な負担が主な原因として挙げられます。
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